Friday, November 03, 2006

静かな土曜の朝に (10月28日付)

‥‥って今、11.30なのだが。

新しい寮に移って初めての土曜日。11人も住んでるくせに、とっても静かで気味が悪い。唯一、聴こえてくるのは、海鳥の「ミャオ、ミャオ」だけ。

パンを食べようとしたら、キノコの臭いがする。いやー、カビが生えている。きっと、この寮は前の所よりも暖かいんだな。

今日は、友達のパーティーに参加予定。彼らは、イスラム教徒。先週まで、1ヶ月間断食してたのね。これを「ラマダーン」と言います。この1ヶ月 間、日の出前から日没まで、食べることはおろか、水を飲む事も禁じられてます。悪口や、嘘も言ってはダメ。厳しいなぁ、と。「ラマダーン」が終わると、皆 でパーティーをするそうな。

イスラム教徒が、この1ヶ月間断食するのは、貧しくて食べる事が出来ない人達の気持ちを、理解する為なんだって。すごいよね。

9・11以降、イスラム教の人達が、まるで恐ろしい怪物の様に扱われた事もあった。皆は解ってると思うが、テロを起こすのは本当にごく一部の人間なのだ。多数のイスラム教徒は、とても慈愛に満ちているナイスな人達だ。

英国政府は、大学の講師らにイスラム教徒を監視して欲しいらしい。政府曰く、大学はイスラム原理主義者を迎え入れてしまう場所だそうだ。英語でこ れを知ったし、自分の専攻は数学なので(言い訳)難しいことはよく知らない。が、これは少し行き過ぎなのでは‥‥と思う。まあ、今年の夏のテロ未遂事件も あり、英国政府の気持ちも分からない訳ではないが。

個人的に思うのは、人間は他を単純化する傾向があるのではないかと思う。イギリスには、世界各国から人が集まる。そこで見るのは人種の単純化だ。 つまり、ステレオ・タイプってやつね。日本人はこうだ、中国人はこうだ、イスラム教徒はこうだっていうイメージを持ってしまう。もっと、個人個人をしっか り見る必要があるのだが、これは政府等の機関には難しいことだからね。

う~ん、何だか自分が何を言ってるのか分からなくなってきたそ‥‥。

えーっと、この世界にテロで物事を解決しようとする人達がいるのは、悲しいことだと思う。でも、彼らは武力を行使することでしか自分達を主張でき ない状況に追い詰められているのでは無いかとも思う。権力や経済力を盾に、他を圧するのはある意味、”テロリズム”なのではないだろうか。ま、確かに経済 制裁とか必要な場合もあるけどさ。話し合う/交渉するのも大切よねー。

そして、ウチの友達は国や宗教を超えて、とーっても大切な人達です。

それにしても、政治に関することって微妙だな。はっきり断言することが出来ないもん。ホント、状況に対して何が大事で、何を諦めるかを考えなきゃダメだからね。あ~、数学最高!

12.30になってしまった‥‥
辞書を何回も引いてしまった。しかも英⇒和。情けない‥‥日本人なのに‥‥(泣)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home